自分の量は多いの? 少ないの? 経血量の悩みは、ほかの人と比べることができないだけに気になります。量が増えたり、かたまりが出たり、そのときのホルモン分泌量によって毎回経血の状態は異なりますが、ときには病気のサインということも。日ごろから経血をチェックして、自分のカラダの変化を見逃さないようにしましょう。
2日目の夜の量がすごく多いので、目覚ましをかけ夜中に起きてナプキンを取り替えないと、夜用でも朝まで持ちません。(ろんろん・34才)
年齢を重ねるごとに1回当たりの量が多くなりこまってます。多い日用を使っても、1時間おきにトイレに行かなくてはならなくて仕事に支障も……。(warp0320・30才)
なんだか、血液というよりは、よごれ程度のものしか出なくて終わってしまいます。 (あるるん・?才)
月経がはじまって2~3日目の経血量が多く、血液のかたまりのようなものが出ます。痛みはないのですが。(ゆたぽん・22才)
10日とか、ダラダラ茶色い経血が続いていたことも!(natu・20才)
月によって多かったり少なく感じたりします。(みーみー・33才)
自分の経血量が多いか少ないかは、気になるところですが、とても個人差があります。また、同じ人でも、そのときのホルモン状態によって、経血量が大きく違ってくることも。ある程度の量の変化であれば、あまり気にすることはないでしょう。ただ、月経量が異常に多くなったり、極端に少なくなった場合は、何かのサインかもしれません。いつもと比べておかしいと思ったら、下のアドバイスを参考にしてくださいね。
寝るときに夜用のナプキンを重ねても下着やシーツまでよごれてしまう、あるいは昼間、昼用ナプキンを当てていて1時間ほどで経血があふれるような状態が続くのであれば、過多月経です。これは、子宮内膜が通常よりも厚くなったり、子宮そのものが大きくなって、子宮内膜の量が増えている状態が疑われます。ホルモンの分泌異常の病気や、子宮筋腫などの病気の可能性も考えられます。
経血は子宮の内膜がはがれて出血が起こり、一度固まった血液が酵素の働きで再び溶かされて体外へ出たものです。ふつうはかたまりのまま出てくることはないのですが、子宮内膜が厚すぎて酵素の量が足りずに溶かしきれない場合は、レバーのようなかたまりとして出てくることがあります。 ⇒「月経のしくみ」の項
これは子宮内膜を成長させる女性ホルモンの分泌が多いことがおもな原因で、性的に成熟した20代後半や30代にはけっしてめずらしいことではありません。
ただ、あまりひんぱんにかたまりが出る場合は、子宮筋腫など病気のサインとも考えられますので注意しましょう。 ⇒「女性特有の病気」の項
量が多いという人は、貧血に十分に気をつけることが大切です。貧血になると、カラダがだるく疲れやすくなり、耳なり、動悸[どうき]、息切れ、めまいなどを引き起こします。日ごろからほうれん草やレバーなど鉄分の多い食事をとりましょう。あまりに出血がひどいときには婦人科へ。一時的に低用量ピルを服用して月経を軽くしたり、止血剤を使うなどの治療をすることもできます。
過多月経の場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気が隠れていることも少なくありません。子宮筋腫は子宮に良性のこぶのようなものができる病気です。子宮腺筋症は子宮筋層に子宮内膜と同じような組織が増えていくもので、どちらの病気も進行すると、排尿・排便障害、腹痛、不妊症などを引き起こすこともあります。経血量が急に増えたり、だんだん量が多くなっていると感じたときははやめに婦人科を受診したほうがよいでしょう。 ⇒「女性特有の病気」の項
経血量が少なくなる原因でまず考えられるのは、卵巣の働きが悪くなっている場合です。卵巣機能低下の原因は、なんといってもストレスです。規則正しい食事と、睡眠を十分にとって疲労回復に努め、なるべくストレスをためないように心がけましょう。
卵巣機能が低下し、ホルモン分泌が減ると、経血量は少なくなり、気づかないうちに無排卵になっている可能性もあります。できれば1~2周期の基礎体温をつけて婦人科へ行くと、あなたのホルモン状態がよくわかり、受診の際に役立ちます。 ⇒「基礎体温」の項
ただ、もともと経血量の少ない人や、ピルを服用している人には、このような心配はほとんどありません。
経血の色が薄く、朱色っぽくなっている場合は、貧血の可能性があるので、気をつけたい色です。
一方、黒っぽい色は、経血が膣のなかにしばらくたまり、スムーズに体外へ排出されずに血液が酸化すると見られる色です。また、おりものとまざると茶色っぽい色になることもあります。。
月経中に経血の流れがいったん止まって、再び出てくるという人がいます。これは子宮がうしろにかたむいている子宮後屈の人によくみられること。また、たとえ子宮の位置が正常であっても、子宮の奥や膣にたまっていた経血が、月経後半になってまた出てくることはよくみられます。
| 月経量 | その他の症状 | 考えられるおもな病気 |
|---|---|---|
| 多くなった | 痛みが強い | 子宮内膜症 子宮筋腫 骨盤内のうっ血など |
| 生理期間が長くなった | 痛みが強い | 子宮内膜症 子宮内膜炎など 骨盤のうっ血など |
| 痛みをともなうこともある | 子宮筋腫など |