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基礎体温

基礎体温表の見方

低温期と高温期

月経がはじまった日から次の月経がはじまるまでを1周期といいます。まずは1周期、基礎体温をつけてみましょう。すると、この間、基礎体温が変化するのがよくわかります。
たとえば月経周期が28日の人の場合は、月経が始まってから約2週間は低温期が続きます。やがて排卵が起こると、体温が上がって約2週間の高温期へ入り、再び体温が下がると月経が始まります。このように低温期と高温期がはっきりとわかるのが健康な人の基礎体温なのです。
月経周期に応じて体温が変化するのは、女性ホルモンの働きによるものです。月経から排卵までの、黄体ホルモンの分泌がほとんどみられない時期は、基礎体温が低くなります。排卵後は、分泌が増える黄体ホルモンの体温上昇作用によって、基礎体温は高温になるのです。
基礎体温が二相性をしめすのは、排卵があり、女性ホルモンが正常に分泌されているあかしでもあります。

覚えておきたい「基礎体温のいろいろな形」

正常な基礎体温

低温期が約2週間続いたあと排卵があって、高温期が約2週間続く。高温期終了後に月経が始まる

妊娠したときの基礎体温

排卵後、高温期が3週間以上継続している場合は、黄体ホルモンが分泌され続けているということで、妊娠の可能性大

無排卵性周期の基礎体温

低温期がずっと続く基礎体温は、排卵が起きていないことが考えられる。

黄体機能不全の基礎体温

黄体ホルモンの分泌が悪いと、本来約2週間続く高温期が9日未満と短くなる。これが不妊の原因にも。

基礎体温からわかること

排卵日や月経予定日がわかる

基礎体温を測ると排卵日がわかります。排卵日の当日、または翌日ぐらいがいちばん妊娠しやすい日です。赤ちゃんがほしい人は、この日にチャンスを持つと妊娠の可能性が高まります。
月経周期が順調な人なら、妊娠した場合も、わかります。ふつうは高温期が2週間程度で終わり月経がはじまりますが、月経が遅れていて、しかも高温期が3週間続いていたら、妊娠の可能性大です。「妊娠・出産」の項
避妊を考えるときも、基礎体温表から排卵の時期などがわかりますが、それだけでは安全ではありません。避妊具や避妊薬できちんと避妊することが必要です。 ⇒「避妊」の項
また、次の月経予定日も予測がつきやすいので、旅行などの計画を立てるのにも便利ですね。

ホルモン分泌の異常もわかる

ホルモンの分泌に異常がある場合も、基礎体温をつけていると、ある程度の予測がつきます。月経がほぼ毎月あるのに排卵が起きていない無排卵月経は、低温期がずっと続き排卵がみられないのでわかりますし、不妊の原因となる黄体機能不全も高温期が短いことなどから読み取ることができます(図参照)。このため、不妊症の治療を受ける場合は、必ず基礎体温をつけることになります。不妊症の治療に限らず、基礎体温表は、婦人科の診断・治療にとても役立ちます。

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