婦人病・婦人科

低血圧

なかなか朝起きられない、午前中は仕事のエンジンがかかりにくい、肩こりや冷え症に悩まされている、何をするのにもワンテンポ遅れがち……。どれかひとつでも当てはまる人は、低血圧の可能性が高いです。ただし、ほとんどが病気というより体質や遺伝によるもの。自分なりの付き合い方を見つけてじょうずに対処しましょう。

低血圧の症状と原因

最大血圧100mmHg以下なら低血圧

血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈のかべに与える圧力のことをいい、心臓が収縮して血液を送り出したときの血圧を最大血圧、いっぽう、心臓が拡張して血液を戻すときの血圧を最小血圧といいます。WHO(世界保健機関)によると、血圧の正常値は、最大血圧100~130mmHg、最小血圧61~89mmHgです。低血圧は、この範囲を下回る、最大血圧100mmHg以下のことを指します。

心臓のポンプ力が弱い

低血圧には、遺伝や体質によるものと、病気が原因で起こるものとがありますが、ほとんどが遺伝や体質によるものです。低血圧の人は、血液を送り出す心臓のポンプ力が弱いため、血液の流れが弱くなります。当然、心臓に戻るのも遅くなり、ますます心臓から送り出される血液の流れは悪くなります。とくに、長時間立っているとき、脳への血液の流れが弱く血液量が減ってしまうと、立ちくらみやめまいを起こします。これは脳貧血と呼ばれる症状です。⇒「貧血」の項

自律神経が乱れると低血圧に

低血圧の人は、自律神経が乱れやすい傾向があります。そのため、朝の目覚めが悪かったり、午前中はなかなか仕事のエンジンがかからなかったり、肩こり、冷え性、めまい、立ちくらみなどの症状を慢性的に持っていることが多いのです。春先や秋口など気候の変化が激しいときは、生活リズムの乱れやストレスなどによっても体調をくずしやすいので、とくに注意しましょう。

低血圧とのじょうずな付き合い方

朝のシャワーや運動が有効

低血圧は病気ではないので、日常生活に支障がなければ、とくに治療の必要はないでしょう。しかし、低血圧体質と、じょうずに付き合っていく工夫は必要です。午前中にエンジンがかかりにくい人は、出勤前にやや熱めのシャワーを浴びて、カラダを目覚めさせましょう。また、運動も心臓のポンプ力を高める効果があり、おすすめです。無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチなどを始めてみてはいかがですか。

月経前や季節の変わり目は無理しないで

自律神経のバランスを乱さないように、規則正しい生活を送ることも大切です。とくに月経前や季節の変わり目には、無理しないようにしましょう。
また、朝が弱いからといって、夜ふかしが続くと、さらに朝の目覚めが悪くなるというように、悪循環におちいります。少しずつでも早寝早起きを心がけましょう。ただし、どうしても症状がつらいというときは、血圧を安定させる薬もあるので、無理をせずに内科や婦人科を受診してくださいね。

低血圧とうまくつきあう生活術

低血圧とうまくつきあう生活術_1

早寝早起きの規則正しい生活を心がける

低血圧の人は朝が弱いことを言いわけにしがちですが、夜ふかしをやめて早起きを心がければ、朝の目覚めもよくなります。

低血圧とうまくつきあう生活術_2

モーニングシャワーで心身を目覚めさせる

起きてすぐやや熱めのシャワーを浴びましょう。自律神経の交感神経が働いて体が目覚めます。

低血圧とうまくつきあう生活術_3

無理のない運動をする

運動は心臓のポンプ力を高めて血行をよくしてくれます。ストレッチ、ラジオ体操、ルームサイクル、ウォーキングなどを毎日の生活にとり入れてみましょう。

低血圧とうまくつきあう生活術_4

自律神経のバランスを乱さない

季節の変わり目、月経の前などは自律神経のバランスが乱れやすいので、いつも以上に体をいたわりましょう。

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