オンナゴコロ白書では、「オンナゴコロアンケート」の集計結果をもとに、みんなが気になっている、でもなかなか人には聞けない、リアルで身近なテーマについて、女の子のホンネを探ります!オンナゴコロをひも解くと、そこに思わぬ発見があるかも?!

◆オンナゴコロ白書 Vol.16 健やかな毎日のためにー ココロとカラダのシグナル…「不正出血」を見逃さないで!

今月のテーマは「不正出血」。不正出血があっても、どうしてよいかわからず放置してしまったり、そもそも不正出血と気づかずに見逃したりしていませんか?不正出血は、ホルモンバランスの乱れから起こることがありますが、病気のシグナルといいうことも。経験がある人もない人も、事前に知識をもっておけば、いざという時きちんと対処出来ますよね!健やかな毎日のために、今回は「不正出血」について基礎から学びましょう。さらに、最近の女性がどれくらい「不正出血」を意識しているのか?リアルなオンナゴコロを探ってみました!

アンケートからオンナゴコロをひも解く!

今月のテーマ

「不正出血」

コレって不正出血?!突然の出血に、焦ったり不安になったりしていませんか?

突然の出血に驚いたものの、どうしていいかわからず不安を抱えている人も多いのでは?「不正出血」は病気かどうかの判断が難しく、そのままにしてしまう人も少なくないようです。多くの場合ホルモンバランスの乱れが原因のようですが、今回のアンケートでは、全体の2割近くの方が病気によるものだったとこたえています。せっかくのココロやカラダのサインを見逃してしまうと、あとで後悔することになりかねません!いつ来るかわからない不正出血に対処できるようしっかり学んでおきたいもの!まずは、みなさんがどのくらい不正出血を意識しているのか、アンケート結果をみていきましょう。

Q. 「不正出血」という言葉を、聞いたり見たりしたことはありますか?

「はい」と回答した方が92%と、ほとんどの女性が「不正出血」を知っているという結果に。日常的に使われる単語ではないにも関わらず、意外にも不正出血は多くの人に認知されていることがわかりました。それでは、どのくらいの人たちが実際に不正出血を経験しているのでしょうか?次の質問で聞いてみました。

Q. 「不正出血」の経験はありますか?

「不正出血」を経験したことがある人(「あまりない」「たまにある」「よくある」の回答者)の合計は67%と、こちらも多くの女性が少なからず不正出血を経験していることが分かりました。

Q. 「不正出血」があった時、どのように対処しましたか?

「専門医を受診」「ネットで調べる」「相談する」など、何らかの行動を起こしている人は過半数を超えましたが、最も多かった回答は「何もせず様子をみる」で、受診すべきかどうか?不正出血への対応の難しさがわかります。様子をみることも時には必要ですが、原因によっては早期の受診が必要なものもあり、自己判断はキケンです!次の質問では、「不正出血」の原因について聞きました。

「不正出血」の原因は何でしたか?

最も多い答えが「ホルモンバランスの乱れ」で56%。忙しい毎日や日々のストレスで、ホルモンのバランスを崩してしまう女性が多いことが伺えます。また見逃せない結果として、全体の2割近くの方が女性特有の病気が原因で不正出血を起こしていることが分かりました。

続いて、年齢別のグラフを見てみると、10代では「ホルモンバランス」「排卵」、20代・30代では「妊娠」、40代・50代では「子宮の病気」が他の年齢に比べて多く、ライフステージによっても不正出血の原因が異なってくることがわかります。

(データの出典)
★「不正出血」に関するアンケート(ユニ・チャーム調べ)
調査対象:ユニ・チャームWebサービス登録者(女性)
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間 : 2011年11月1日~2011年12月1日
回答人数:5,792人
※回答に条件や制限を設けていないため、各アンケート結果に相関性はございません。
※上記アンケート結果は実施期間終了時点のデータを集計したものです。現在「オンナゴコロアンケート」にて掲載されている結果と誤差が生じますことを、予めご了承ください。

不正出血について

不正出血とは?

月経以外に、性器から出血することを不正出血といいます。ホルモンバランスの崩れで起こる場合(機能性出血)もありますが、病気が原因で出血する(器質性出血)こともあるので、不正出血があった場合は早めに婦人科へ。診察の際、基礎体温表が重要な判断材料となるので、ふだんから基礎体温をつけることを心がけましょう。

【不正出血の原因】

不正出血には、大きく分けて2つの原因があります。

1. 機能性出血

女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)のバランスが崩れて起こる。
思春期や更年期に多いと言われ、出血量は少ないことが多い。

2. 器質性出血

生殖器に病気がある場合。良性と悪性に分かれる。
良性―子宮筋腫、子宮頸部びらん、子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ…等
悪性―子宮頸がん、子宮体がん、膣がん、外陰がん、子宮肉腫…等
(※「不正出血」には他にも原因があるので、ライブラリーでもチェックしてみてね!)

みんなの声&ソフィからのアドバイス

そもそも不正出血って?どれくらい続いたら病院に行くべき?診察には何が必要?・・・・
自己判断が難しい不正出血について、みんなの疑問にお答えします!

Voice①

不正出血って、ストレスでも起こるの?

  • ストレスなど精神的なことでも不正出血するのか、いまいち不正出血のメカニズムが分かりません。

ソフィからのアドバイス

前半にご紹介したアンケートで、不正出血の原因として最も多かった回答が「ホルモンバランスの乱れ」でしたね。
ホルモンのバランスがくずれる大きな原因のひとつが、「ストレス」です。転職や引越しなどで環境が変化したときに、不正出血がみられたという人もいるのでは?不正出血の他にも、ストレスが原因で月経不順や無月経などを引き起こすこともあるので、日頃から規則正しい生活とリラックスを心がけましょう!

Voice②

どんな出血が、不正出血?(量・時期・頻度など…)

  • そもそもどのような状態なら不正出血なのか、いまいちわかりません。
  • 不正出血自体がよくわかりません。どのような色の出血ですか?生理時のような明らかな血液なのか、赤みがかったおりものが出るのか…
  • 出血量が問題なのか、頻度が問題なのか・・・人には聞きづらいし、病気のボーダーラインがわかりません。
  • どの時期だと危険な病気の可能性があるか不安です。
  • いつも同じような時期に出血してきちんと治まれば経過観察してればいいのでしょうか?

ソフィからのアドバイス

不正出血の状態や量、色や頻度などへの疑問の声がたくさん寄せられました。まず「不正出血」には、一時的なものから、だらだらと続くものがあります。量も、少量のものから、多量で貧血症状を引き起こすものまでさまざま。色に関しても、鮮血・真っ赤な色・茶色・褐色・灰色・黒色など多様で、容易に判断することは出来ません。詳しく調べるためには、病院で精密検査を受けて、どこからの出血なのか、どんな理由で出血しているかを調べる必要があります。異変を感じたら婦人科を受診して、医師と相談の上、検査(顕微鏡検査、細胞診、癌検診、ホルモン検査、貧血検査など)を受けましょう。

Voice③

生理と不正出血の違いは?

  • 生理かと思っていたら、不正出血だったことがある。生理と不正出血の違い(見分け方)が、分かりません。
  • もともと生理不順で不正出血と生理と区別がつかないことがあります。三日くらい出血がある場合は生理なのでしょうか?不正出血なのでしょうか?
  • なったことがないので分からないですが、生理周期が不順な場合はどう見分けたらよいのでしょうか?

ソフィからのアドバイス

一般的には、月経以外の不定期な子宮出血は「不正出血」とみられます。日頃から生理周期や基礎体温をメモしておくと、不正出血なのか生理なのか判断できます。生理が不順な人で、不正出血なのか生理なのか気になる場合、婦人科を受診しましょう。その際、診察時に、前回の生理日や気になる症状を伝えることを忘れずに。また、中間期出血と言って、ちょうど排卵の頃に出血するものは、病気ではないので心配する必要はありません。

Voice④

不正出血があった場合、何を目安に受診すればいい?

  • どのくらいの日数不正出血が続いたら診察すればいいのか、目安が分からない。
  • どのくらいの期間続くと危険なのでしょうか?
  • 1日や2日間の不正出血でも診察した方が良いのかわからない。
  • どのくらいの頻度で不正出血があったら、受診したらよいのかわからない。

ソフィからのアドバイス

様子を見た方がいいの?すぐに婦人科へ行った方がいいの?初めての不正出血であれば、婦人科を受診しましょう。過去に医師にかかった経験があり、生理が不順で不正出血か分からない場合は基礎体温を1~2ヶ月つけて受診して下さい。いつもの生理と量や期間が違う場合も受診しましょう。

Voice⑤

「不正出血」があった場合、何科に行き、何を伝えたらいいの?

  • 排卵のときに出血があるが月によって違うので様子を見ています。病院でどのように伝えたらよいものか悩んでいるうちに面倒になり、病院から遠のいてしまっています…
  • 原因不明の時、症状を記入しにくい。

ソフィからのアドバイス

婦人科を受診しましょう。そして受診の際、「どのくらい不正出血が続いているか?」を始め、日付や期間や量などの質問がされます。この時、体調と共に気づいたことをなるべく伝えてください。また、診断の大きな判断材料となる「基礎体温」や「生理周期」をつけている人は提出しましょう。不正出血がなくても、健康のバロメーターとして、日頃から基礎体温や生理周期をメモしておくと、いざという時に役立ちますよ。

Voice⑥

診察では、どんなことをするの?

  • 診察は一般にどのような事をするのですか?
  • 病院に行った方が良いのでしょうけど…その際、どんな診察をされるのかが不安です。さらに、基礎体温をつけていないと、病院でなにか言われることがあるのでしょうか?その辺が不安です。

ソフィからのアドバイス

問診の後、内診を受けます。最近は、女性ドクターを希望出来る病院もあるので、受診する前に伝えましょう。内診の結果によって、さらに細かい検査をするのかなど医師と決めてゆきます。基礎体温はつけていた方が良いですが、なくても問題はありません。

Voice⑦

痛みがなくても、受診して良い?

  • 痛みがないと受診するのをためらってしまいます。 痛みがなくてもやっぱり受診するべきでしょうか??

ソフィからのアドバイス

痛みがないことも多くあります。病があるのに、痛みがないからといって放置していると、治るはずの病も治らなくなってしまいます。「不正出血」というサインを見逃さず、早期発見・早期治療を心がけましょう。

Voice⑧

病気が原因の場合、不正出血の他にどんな症状が出るの?

  • しばらく様子を見ていいのか判断するのに迷います。他にどんな症状が加われば心配な出血なのかわかれば良いのですが。

ソフィからのアドバイス

下記のような症状がある場合は、直ちに婦人科へ行きましょう。

<不正出血から考えられる主な病気>

女性性器の損傷 性交痛
子宮内膜炎・子宮頸管炎 下腹部の痛み、腰痛、膿のまじったおりもの、発熱
子宮頸がん 性交時の出血、腰痛、血尿、血便など
子宮体がん 水っぽいおりもの、血性のおりもの
子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープ おりもの、出血
流産・切迫流産・子宮外妊娠など 妊娠中
外陰がん 外陰部のしつこいかゆみ・はれ・痛み、排尿時の痛み

Voice⑨

病気でない場合の予防・対策を教えて!

  • 病気ではないと診断されたので、いったいどのように出血に対して対処したらいいのか、わからない。
    出血するたびに病院へ行くのが大変面倒です。
  • ホルモンの乱れからと診断されたけどどう対処したらよいかわからない。

ソフィからのアドバイス

前のアンケートにもありましたが、多くの女性がストレスによるホルモンバランスの乱れによって「不正出血」を引き起こしているようですね。予防のために出来ることー基本的なことになりますが、規則正しい生活を心がけ、心身のストレスをため込まないよう、趣味や運動などで適度に身体をうごかし、うまく気分転換をしてストレスフリーな日々を目指すことです!

The Adviser 今月お話を聞いた先生
堀出由里先生

はるねクリニック銀座 堀出 由里先生
一般婦人科診療に加えて不妊治療費助成施設として不妊・不育症の診療や避妊・妊活・更年期などの内分泌専門治療を実施しているクリニックです。
所在地:東京都中央区銀座1-5-8 6F
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