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女性が働きやすい環境を拡大(サウジアラビア)

文化を考慮した女性専用の工場がオープン

イスラム教の戒律では、女性は家族以外の男性に顔や肌を見せることがタブーであるのはもちろん、同じ室内に同席すること、話すことも禁止されています。女性の労働は許されていますが、厳格な規律を守りながら働く場は極端に限られてしまいます。

宗教観など独自の文化を尊重しながらも、女性に活躍の場を提供するためには、男性と接触せずに女性だけで働ける職場を提供すればよいのではないか。その発想から実現したのが、2012年5月、サウジアラビアに誕生したユニ・チャームの生産拠点です。聖地メッカを擁し、特に厳格なことで知られるサウジアラビアの首都リヤドに立ち上げた、初めての女性だけの工場です。

普段働く製造エリアを、男性が立ち入らない女性限定区域にするのはもちろん、書類、製品などを受け渡すなど、男性との接触が必要な場合にも対応できるよう、シャッターで区切った受け渡しエリアを設けるなど、工夫を凝らした異色の工場です。

2013年度には、工場の製造ラインだけではなく、事務職まで職域を拡大し、支援を続けています。また、さらに多くの方に就労機会をつくるため、障がいのある方が在宅で働けるように制度を整備し、作業スタッフとして在宅勤務を行っています。

規制の多い環境の中でも、女性たちの社会進出を応援し、助けとなりたい。ユニ・チャームの願いは時間とともに進化を続けています。

写真撮影用にアバヤ
(黒い衣装)を着用した女性社員

サウジアラビアの女性専用工場