生理の基礎情報

女性のカラダの変化

女性のカラダは、初経を迎える思春期から、20~30代の成熟期、そして更年期、高齢期と、ライフサイクルに応じて変化していきます。必要以上に不安がらず、女性ホルモンとじょうずに付き合っていきましょう。

女性のライフサイクルと女性ホルモンの関係

女性は、それぞれのライフステージに応じてホルモンの影響を受け、カラダとココロに大きな変化が起こります。そのため、気をつけたいトラブルや病気も年齢によって異なるのです。

女性のライフサイクルと女性ホルモンの関係

思春期(8~18才ごろ)

7~8才ごろになると、卵巣から女性ホルモンの分泌がはじまり、子宮が発達してきます。少しずつ女性らしいふっくらとしたカラダつきになり、女性ホルモンが十分に分泌されるころ、初経を迎えます。

カラダ
バストやヒップなどの周辺に皮下脂肪がつくにつれ、ニキビなどのトラブルも。女性ホルモンの影響で、身長の伸びがストップするのもこのころです。オトナの成熟したカラダを作る大切な時期なので、よく眠りよく食べ、規則正しい生活を心がけることが大切ですね。
月経
量や周期もまだ不安定。初経から安定するまでに、個人差はありますが3年くらいはかかるようです。
ココロ
カラダはオトナと同じなのに、社会的にまだ認められないことに反発をおぼえ、アイデンティティーを確立しようとする時期です。

成熟期(18~40才前半ごろ)

女性が性的にもっとも成熟する時期。一生のうちで、女性ホルモンの分泌が安定し、月経も順調で、肉体的には妊娠・出産に適した時期といえます。30代半ばをすぎると、徐々に卵巣の老化が進んでいきます。

カラダ
この時期の不摂生は、中高年になって生活習慣病などとなってあらわれてきます。食生活など基本的な生活習慣を築いていく大切な時期ですね。妊娠・出産を経験することが多く、短期間でカラダに大きな変化が起こるときでもあります。性生活がもっとも盛んな年代なので、性感染症に注意を。子宮筋腫子宮内膜症にもかかりやすく、子宮頸ガンも多い年代なので、検診はきちんと受けましょう。
月経
30代後半から日数が短くなる傾向があります。
ココロ
結婚、出産、子育てと、人生の大きなできごとをむかえる時期。同時に、仕事など社会的にさまざまな責任を果たさなければいけない時期にもあたります。がんばりすぎる傾向にあるので、ストレスをためすぎないよう気をつけてください。

更年期(45才~56才ごろ)

女性ホルモンの分泌量が減り、閉経を迎えます(閉経年齢の平均は50~51才)。閉経が近づくと、卵巣の働きがおとろえていって、ホルモン分泌が乱れます。更年期や閉経の時期には個人差があり、40代半ばで閉経をむかえる人もいれば、遅い人もいます。とくに最近は、閉経が遅くなってきており、50代後半から60代前半で閉経する人もいます。

カラダ
更年期になると、月経周期が乱れてきて、ほてり、のぼせ、発汗などいわゆる更年期障害の症状があらわれる人も。やがて閉経を迎えますが、子宮体ガンなどの婦人科系の病気、生活習慣病のリスクも高くなるので、検診をこまめに受けましょう。
ココロ
更年期には、イライラ、クヨクヨなどの症状があらわれる人が少なくないようです。こどもがひとり立ちして家族構成が変化したり、介護が始まったりと、環境が変わって精神的に不安定になる時期。とはいっても、更年期はだれもが通る道なのですから、ポジティブに乗り切って、次の高齢期へとつなげていきましょう。

高齢期(60才~)

卵巣の機能がストップし、生殖機能は停止します。老化のスピードには個人差が大きく、高齢になればなるほど差は広がります。

カラダ
心臓や肺など呼吸器の機能が低下していきます。もちろん、カラダの各器官も。女性の場合、とくに注意したいのは、骨がスカスカになる骨粗しょう症です。骨粗しょう症を防ぐためにも、適度な運動とバランスのとれた食事が大切です。
ココロ
生きがいを持ち、前向き志向ですごせば、楽しい平穏な時期になります。若い世代の友だちとのお付き合いや、新しいことにチャレンジするココロが、いきいきした高齢期をつくります。
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