女性のカラダ情報

生理、妊娠、出産

妊娠・出産は、新しい命を産み出すという人生の一大イベント。女性だけが経験できる大きな喜びでもあります。妊娠・出産のメカニズムを知って、女性である自分のカラダに目を向けるきっかけにしたいですね。
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妊娠のしくみ

受精のしくみ

受精のしくみ

膣に入り込んだ精子は、子宮の入口に向かって泳いでいきます。一方卵子は卵管膨大部に移動して精子を待ちます。

排卵後、受精可能は約24時間以内

排卵によって卵巣から飛び出した直径約0.1mmの卵子は、卵管采[らんかんさい]から卵管に運ばれ、広くなった部分(卵管膨大部)で精子の到着を待ちます。

卵子は、約24時間で死んでしまうため、受精できるのはその間だけ。卵管采にうまく到達できなかったり、精子と出会わなければ妊娠は成立しないのです。

1億~3億のうち1個の精子と出会って受精

一方、男性の精巣[せいそう](睾丸[こうがん])でつくられた精子は、精巣上体(副睾丸)にためられ、射精されます。一回の射精で出る精液に含まれる精子の数は1億~2億個。サイズ約0.06mmの精子たちは、女性の膣のなかに入り込み、子宮の入り口まで泳ぎます。その後、卵管まで無事たどり着けるのは200個以下です。さらに、卵管膨大部で出会った卵子の中まで到達できるのは、たった1個。これで受精が成立するのです。

男性性器

男性性器

精嚢・前立腺
精液をつくるのに必要な粘液を分泌する器官です。精子はアルカリに強く酸に弱いという特徴があり、これらの粘液は精子が活動しやすい環境をつくるために必要となります。
精管
精巣上体(副睾丸)から出ている長さ35~40cmくらいの管で、精子の通り道となっています。前立腺内で尿道と接続します。
精巣上体(副睾丸)
陰嚢内の精巣(睾丸)の上にあって、精子を集め、一時的に蓄えておく器官です。ここから出た管は、精管へとつながっています。
精巣(睾丸)
精巣(睾丸)と精巣上体(副睾丸)は陰嚢に保護されています。精巣(睾丸)は長径4cm、短径3cmくらいの楕円形で、女性の器官でいえば卵巣にあたります。ここでは精子がつくられます。また精巣(睾丸)は、男性ホルモンをつくるという重要な役割を担っています。なぜこの大切な器官が体外の無防備なところにおかれているかというと、精子をつくるには低温の状態が必要であるためです。人間の体温では、温かすぎて精子がつくれないので、陰嚢まで精巣(睾丸)が下降してきたのです。精巣(睾丸)は陰嚢の中に左右1対ありますが、左側が右側にくらべて少し下に位置しています。歩くときに邪魔にならないように、うまく配置されています。しっかりした膜で保護されており、少々の打撲などで内部が傷つくことはありませんが、体外に露出しているため痛い目にあうことも多く、男性の急所とされています。
陰嚢
陰嚢は、精巣(睾丸)や精巣上体(副睾丸)を包んでいる袋のことをさします。女性の大陰唇に相当し、思春期になると色が黒ずんできて、周囲に陰毛が生えてきます。精巣(睾丸)は、精子を生産する大事な器官であるため、陰嚢はそれを保護するために都合のよいしくみになっています。陰嚢の表面には多くのしわがありますが、これは熱に弱い精子のためにラジエーター(冷却器)の役割を果たしています。表面積が広いほど、放熱が効率よく行えるのです。また、寒いときは、陰嚢は収縮して精巣(睾丸)を体に引き付け、有効に保温するようになっています。
陰茎(ペニス)
中に尿道を包み込んでいる。男性の場合、尿道は、単なる尿の通路だけでなく、射精時には精液の通路にもなる。陰茎の内部は海綿体(スポンジ状の組織)でできていて、性的な興奮が高まると陰茎内部に流れ込む血液量が急増し、海綿体部分が充血して勃起が起こります。陰茎の先端部分を亀頭といい、女性のクリトリスに相当する、最も敏感なところになります。陰茎は包皮という皮でおおわれていますが、思春期以降は亀頭部分の包皮がめくれて、露出してくるようになります(亀頭が露出しないこともあり、これを包茎といいます)。
尿道
ふだんは尿の通り道ですが、射精時は精液の通路となります。この点は、生殖口として専用の通路を持っている女性とは異なります。尿道は、精液を通すために精巧なしくみになっています。ふだんは尿で酸性になっていますが、性的興奮が高まってくると、尿道の中に分布する腺からアルカリ性の粘液が分泌されて、精子を保護します。

着床で妊娠成立

受精によって結ばれた精子と卵子は受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら子宮へ向かいます。子宮へたどり着くころには、100個以上の細胞のかたまりとなっています。

その間、子宮も受精卵が落ち着くためのベッド(子宮内膜)の用意をします。女性ホルモンの働きによって、子宮内膜を厚くやわらかくするのです。子宮へ届いた受精卵は、子宮内膜に根をはるように落ち着きます。これを着床といい、妊娠が成立したことを意味します。

妊娠の計画

妊娠の前に病気のチェックを

赤ちゃんが欲しいということになったら、事前の準備として母体や赤ちゃんに悪影響をおよぼす病気がないかどうか、病院でひととおり検査をしておきましょう。事前に病気がわかっていれば、前もって治療をしたり、妊娠中のケアをどうすればいいかも検討できます。⇒「婦人科受診」の項

タバコやお酒はやめて

赤ちゃんをつくると決めたら、お酒やタバコはやめましょう。妊娠に気づいた時点でやめれば、それほど大きな影響はありませんが、妊娠中ずっと続けると胎児に悪影響をおよぼします。

妊娠中の喫煙は、胎児の発育に悪影響をあたえ、低体重や早産、未熟児の原因になることがわかっています。家族に喫煙者がいる場合は、受動喫煙を防ぐため禁煙してもらうか、喫煙スペースをつくるなどして、協力してもらってくださいね。

また、お酒もひかえましょう。おかあさんがアルコール依存症の場合、赤ちゃんに知能障害や発育の遅れ、奇形などを起こすことがあり、これを胎児性アルコール症候群といいます。これは、毎日多量に飲むなど極端な場合ですが、妊娠を望むのであれば、やはりひかえたほうがよいでしょう。

薬の使用は医師に相談して

薬の使用については、必ず医師に相談してください。カゼ薬など市販薬は、妊娠に気づいた時点でやめれば、それほど大きな影響はないといわれますが、常用している薬があれば、きちんと医師に話しておくことが大切です。どうしても気になるときは、以下に紹介する相談外来を利用してもいいですね。ただし、相談日が決まっていたり、有料ということもあるので、事前に電話で問い合わせてみることをおすすめします。

・虎ノ門病院「妊娠と薬相談外来」 TEL:03-3588-1111(内3410)

・聖路加病院「生殖医療センター トイスラー・クリニック・妊娠と薬クリニック」
TEL:03-5550-2412

・国立成育医療センター内 妊娠と薬情報センター
TEL:03-5494-7845

妊娠のサイン

妊娠の兆候をチェック!

  1. 1.月経予定日になっても月経がこない
  2. 2.微熱が続く
  3. 3.眠い、だるい
  4. 4.乳房が張る
  5. 5.食欲がない
  6. 6.ニオイに敏感になる
  7. 7.早朝や空腹時に胃がむかつく
  8. 8.すっぱいものが欲しいなど、嗜好が変わる
  9. 9.尿が近くなる
  10. 10.おりものが増える
  11. 11.しみ・そばかすが増える
  12. 12.目の下のくまが目立つ

なるべく早く妊娠の兆候に気づくこと

月経予定日が1~2週間過ぎても月経が来ない場合は、妊娠の可能性があります。妊娠初期は薬などが胎児に影響を与えたり、比較的流産を起こしやすい時期でもあるので、なるべく早く妊娠の兆候に気づきたいもの。早めに妊娠に気づくためには、基礎体温が参考になります。妊娠を計画したら、基礎体温をつけるようにしてみてください。高温期が3週間以上続くようなら妊娠の可能性が高くなります。

病院で正常な妊娠かどうかを確認

市販の妊娠検査薬で陽性と妊娠のサインが出ても、なるべく早く産婦人科を受診し、内診と超音波検査を受けるようにしてください。最近は市販の妊娠検査薬の精度も高くなっているので、妊娠したかどうかはわかります。しかし、判定薬で妊娠反応が出ても、それが正常妊娠か異常妊娠かどうかまではわかりません。場合によっては正常な妊娠ではなく、子宮外妊娠などの異常妊娠の可能性もあるため、病院できちんと確認する必要があるのです。

病院ではほかに血液検査なども行いますが、妊娠の検査は健康保険がきかないため、自費診療となります。

ちなみに、妊婦健診など妊娠にともなう診察は保険がききませんが、公費負担も増加しています。出産費用も、正常分娩の場合には自費となります。産後、健康保険組合に請求すれば、出産費用は支払われますが、妊娠中から出産まで基本的に自費です。ただし、所得が低い場合など事情によっては国や自治体から補助がありますから、最寄りの役場の窓口で相談してみましょう。

また、医療機関によって、出産費用などもまちまちです。これも、事前に問い合わせてみるといいでしょう。

望まない妊娠だった場合は

妊娠とわかっても、妊娠の継続ができない場合は、人工妊娠中絶を行うことがあります。

日本では、人工妊娠中絶は母体保護法にもとづいて行われますから、指定医しか手術はできません。また、同法で中絶できるのは、妊娠22週までと定められています。

中絶手術は、妊娠11週までの初期であれば短期(1~2日)の入院ですみます。また、初めての妊娠の場合は、前日に1泊してもらい前処置をします。しかし、それ以降になると、胎児も大きくなるので、手術法も違い、入院も少し長めになります。(クリニックによっては日帰りのところもあります)

いずれにしても、妊娠を望まない場合は、きちんと避妊をすることが大切ですね。

妊娠中の母体の変化

妊娠中の母体の変化_1

月週・週数 母体の変化 胎児の成長
0~3週
母体の変化
  • ・外見上はなんの変化もなく、つわりの症状もない。
    この段階では、妊娠に気づかない。
  • ・子宮の大きさは鶏卵大。
胎児の成長
  • ・受精後、1週間ほどで子宮内膜に着床する。
  • ・2~3週で胚芽になる。
  • ・形は、まだ勾玉[まがたま]のよう。
2ヵ月(4~7週)
母体の変化
  • ・月経がこないので、妊娠に気づく時期。
  • ・つわりがはじまる。
  • ・基礎体温の高温期が3週以上続く。
  • ・子宮は、鶏卵2個大。
胎児の成長
  • ・心臓がつくられはじめ、拍動を開始。脳が発達しはじめ、指ができる。
  • ・頭殿長(頭からおしりまでの長さ)約1.5cm。
3ヵ月(8~11週)
母体の変化
  • ・つわりの症状がピークになる。
  • ・子宮がだんだん大きくなるため、直腸や膀胱が圧迫され、頻尿や便秘になる。
  • ・子宮はにぎりこぶし大。
胎児の成長
  • ・人間らしい格好になり、鼻、唇、口蓋、歯茎などが形づくられる。
  • ・内蔵や中枢神経の発達がさかん。胃や腸などはほぼ完成する。
  • ・頭殿長は約2~5cm、体重約20g。
4ヵ月(12~15週)
母体の変化
  • ・つわりが少しおさまり、胎盤が完成して、流産の危険性が少なくなる。
  • ・基礎体温は低温期に入り、これが出産まで続く。
  • ・子宮の大きさは、赤ちゃんの頭大。
胎児の成長
  • ・内蔵は、ほぼ完成。
  • ・頭殿長は5~11cmと急速に成長。
  • ・身長約15cm、体重約80g。

妊娠中の母体の変化_2

月週・週数 母体の変化 胎児の成長
5ヵ月(16~19週)
母体の変化
  • ・おなかのふくらみが少し目立つようになる。
  • ・早ければ、胎動を自覚できる。
  • ・貧血になりやすい。
  • ・子宮の大きさは、大人の頭くらい。子宮底(子宮の奥のところ)は、おへそに近づく。
胎児の成長
  • ・髪の毛やつめが生える。
  • ・全身の骨や筋肉が発達するために、頭や手足をさかんに動かす。
  • ・胎児の身長約18cm、体重約120g。
6ヵ月(20~23週)
母体の変化
  • ・胎動をはっきり感じることができる。
  • ・乳腺の発達で、乳汁が出ることも。
  • ・体重の増加によって、腰や背中の痛みなどに悩む時期。
  • ・子宮底長[しきゅうていちょう](恥骨の中央から子宮底までの長さ)は約18~20cm。
胎児の成長
  • ・まゆ毛やまつ毛が生え、目鼻立ちがはっきりする。
  • ・骨格がしっかりしてくる。
  • ・身長約25cm、体重約350g。
7ヵ月(24~27週)
母体の変化
  • ・腹部がますますせり出し、歩くと息切れすることがある。
  • ・静脈癌、妊娠高血圧症候群、痔などの症状が心配になり始める時期。
  • ・おなかの張りをときどき感じる人も。
  • ・子宮底長は20~22cm。
胎児の成長
  • ・脳が発達し、規則的な動きができる。
  • ・内蔵は発達してくるが、呼吸器の機能や筋肉は未熟。
  • ・身長約34cm、体重約700~1000g。

妊娠中の母体の変化_3

月週・週数 母体の変化 胎児の成長
8ヵ月(28~31週)
母体の変化
  • ・早産の心配があるので、冷えや長時間の立ち仕事はひかえる。
  • ・動悸[どうき]や、急いで動くと息切れがみられる時期。
  • ・妊娠線がおなかや乳房に出始め、乳輪やデリケートゾーンが黒ずんでくる。
  • ・子宮底長は24~26cm。
胎児の成長
  • ・皮下脂肪がついてくる。体つきがしっかりする。
  • ・聴力がほぼ完成し、外界の音に反応する。
  • ・身長約38~40cm、体重約1100~1300g。
9ヵ月(32~35週)
母体の変化
  • ・おりものがふえ、トイレが近くなったり残尿感もあるので、不快を感じる人も。
  • ・おなかの張る回数が増える。
  • ・子宮底長は、28~30cm。
胎児の成長
  • ・外見的には、生まれてくるときとほとんど変わらない。
  • ・手足のつめが伸び、髪の毛も濃くなる。
  • ・身長約42~44cm、体重約1700~1900g。

妊娠中の母体の変化_4

月週・週数 母体の変化 胎児の成長
10ヵ月(36~39週)
母体の変化
  • ・赤ちゃんが下がってくるので、胃のつかえがとれてスッキリする。
  • ・子宮口や膣がやわらかくなり、おりものはさらに増える。
  • ・ときどき不規則なおなかの張りや痛み(前駆陣痛)を感じることがある。
胎児の成長
  • ・循環器、消化器、呼吸器、泌尿器など、すべての体の器官が完成する。
  • ・手のつめは、指の端ギリギリまで伸びていて、顔を引っかいている子もいる。
  • ・身長約50cm、体重約3000g。

妊娠週数の数え方

最終月経の開始日を0週として数え、40週で出産予定日とするのが一般的。最近では超音波検査で初期の胎児の大きさを測定し、そこから出産予定日を割り出し、妊娠週数を算出する方法が採用されている。

出産の方法

リラックスした出産をするには、自分にぴったりの出産方法を選ぶことも大切なことです。医療機関の設備、母体や胎児の状態によって選べる方法は異なるので、パートナーや医師、助産師や先輩ママなどによく相談して、希望に合った出産方法を選ぶようにしてくださいね。

出産方法 特徴
ラマーズ法 呼吸法を学んで、産婦自身の力で自然に出産する方法。夫を産前教育と分娩に立ち会わせ、産婦の不安や緊張をやわらげる。
無痛分娩 麻酔を使って痛みをやわらげながら分娩する方法。心身ともにリラックスさせることで母体や胎児への負担が減り、お産がスムーズになる。麻酔専門医や熟練した助産師が必要。
水中出産 温水に入りながら出産する方法。水の浮力を利用して自由な姿勢がとれるため、産婦がリラックスできる。感染症などの恐れもあるため、整った施設と熟練した助産師が必要。
ソフロロジー 呼吸法や音楽などを取り入れた出産法。イメージトレーニングによって心身をリラックスさせて痛みをやわらげながら、より自然な出産をめざす。妊娠中から訓練を行う。
帝王切開 手術。麻酔が効いた状態でお腹を切り、胎児を取り出す方法。骨盤位[こつばんい](逆子[さかご])、または出産時のトラブルなどによって、経膣分娩(下からのお産)では危険と判断された場合に行われる。高齢出産や不妊治療を経て出産に臨む場合や、次の妊娠を望みづらい場合も予定帝王切開とする場合が多い。

お産の進行状況

  お産の進行状況は? 赤ちゃんは?
お産の進行状況_1
お産の進行状況は?
一般的に、10分間隔の陣痛が1時間以上続いたら、お産の始まりになることが多いといわれます。
ただこのころは、陣痛の間隔がバラバラだったり、途中で遠のいてしまうことも。
おしるし(少量の出血)がみられる人もいます。
この時期からお産に集中しすぎると、後半になって疲れてしまいます。まだ先は長いので、陣痛の合間には、自分の好きなことをして、リラックスして過ごすといいでしょう。
赤ちゃんは?
赤ちゃんのほうも、生まれる準備がととのい、骨盤に頭がはまりつつあります。
骨盤の入り口は、横に広い形のため、赤ちゃんは、そこにきちんと頭が入りやすいように、お母さんの体に対して横向きの状態になります。
お産の進行状況_2
お産の進行状況は?
まだ、お産の進みぐあいの個人差が大きい時期。お産の中で、子宮口が6cm開くまでの間が、いちばん時間のかかる人が多いでしょう。初産婦さんの場合、順調に進めば、1時間に1cmずつくらい子宮口が開きます。それに伴い、少しずつ陣痛感は強くなりますが、陣痛を「痛い、こわい」と思わず、「赤ちゃんが生まれるんだ」という前向きな姿勢で臨むことが大事です。
赤ちゃんは?
母体の骨盤に入りやすいように、骨盤の形に合わせて頭の向きを変えます。後頭部を先にして入っていけるように、あごを胸につける格好をして、少しずつ回りながら、骨盤の中に入っていきます。(第1回旋)。
お産の進行状況_3
お産の進行状況は?
子宮の収縮はますます強くなり、持続時間も長くなります。子宮口が8cm開いたころから、いきみたくなったり、肛門が押される感じ、便をしたい感じになる人もいるでしょう。しかし、子宮口が開ききっていないため、お母さんがいきんでしまうと、赤ちゃんが圧迫されて苦しくなってしまうので、ここはがまんです。
赤ちゃんは?
骨盤のまん中あたりまで進んでいます。この部分は、骨盤の入り口とは反対に、横幅よりも前後の幅が広いため、45度ほど回旋して進みます。(第2回旋)。
お産の進行状況_4
お産の進行状況は?
破水することが多く、自然に破水しない場合は、医師や助産師さんが破水させることがあります。赤ちゃんがおりてきているため、いきみたい間隔が強くなり、腰の痛みがひどくなる人も。短い間隔で強い陣痛の波が押し寄せるので、産婦さんにとってはつらい時期。
赤ちゃんは?
さらに回旋し、母体の背中側に顔を向け、母体のおなか側に背中がある状態。頭が骨盤の出口にくると、「あごを引いた」格好から、「あごを上げて頭をそらせる」格好をして回旋します(第3回旋)。
お産の進行状況_5
お産の進行状況は?
「いきんでいいですよ」と医師や助産師に言われ、産婦さんが最後の力をふりしぼるとき。赤ちゃんの頭がずっと見えている状態になったら(発露)そこからはいきまず、力を抜いて、短い呼吸をして乗り切ります。
赤ちゃんは?
子宮の伸縮とお母さんのいきみによって、顔をそらせた状態で顔が出ると、さらに肩がでやすいように回旋します。肩が出れば、胴から足までするっと出てきて、赤ちゃんの誕生ということになります。

高齢出産

35才以上の妊娠・出産

最近は、30代での出産もめずらしくありません。2005年の厚生労働省の統計によると、35才以上の出産は全体の16%にもなるとか。このうち3人にひとりは、初めてのお産だそうです。

医学的には、35才以上の出産を高齢出産といいますが、とくに初めてのお産、いわゆる高齢初産はリスクが高くなります。

年齢があがるにつれ、もともと糖尿病などの持病を持つ妊婦さんが増えます。そのため妊娠高血圧症候群など妊娠中のトラブルも増加します。お産も、自然分娩よりも帝王切開になることが多くなり、赤ちゃんが染色体異常のダウン症候群などになる率も、ママの年齢が上がるにつれ高くなるのです。

もちろん、いい面もあります。ママが精神的に若いころより成熟しているので、落ち着いて妊娠・出産に臨める点などがあげられます。40代で出産する人も増えており、肉体的にも元気な人はいるので、必要以上に心配することはありませんよ。しかし、個人差はあるものの、高齢出産の場合、若いときより母体や赤ちゃんへのリスクが高くなるということは知っておきましょう。気になるときは、設備が整い、人手のある病院での出産を選んだほうが安心ですね。

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