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婦人病・婦人科

女性特有の病気(婦人病)

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女性が気をつけたい乳房や子宮、卵巣などの婦人科系の病気。最近は、晩婚化や高齢出産が増えるなど女性のライフスタイルの変化から、子宮内膜症、子宮体ガン、卵巣ガン、乳ガンなどが増加傾向にあります。子宮頸ガンのように20代からでも定期検診を受けたほうがいいものもあるので、職場や自治体の検診制度などを利用して、カラダも定期点検につとめましょうね。

子宮の病気

子宮の病気

子宮内膜症

月経痛や性交痛、排便痛も

子宮内膜症の自覚症状としては、月経痛や排卵痛、月経時以外にも下腹部が痛む、セックスのときの性交痛などがあります。チェックシートで確認してみてくださいね。

子宮筋腫・子宮内膜症チェックシート

過長月経が原因で注意が必要な病気「子宮筋腫」「子宮内膜症」のおもな自覚症状をチェック。あてはまるものがあるときは、婦人科に相談してみましょう。

子宮筋腫のおもな症状
1 経血量が多く、夜用のナプキンを重ねても下着が汚れたり、タンポンとナプキンを併用しても間に合わないほど多い  
2 経血にレバー状のかたまりが混じる  
3 生理のとき以外にも出血がある  
4 めまい、たちくらみ、だるさなど貧血の症状がある  
5 下腹部がはってきた  
6 排尿、排便時に痛みを感じる  
7 頻尿、尿が出ずらい、便秘などの症状がある  
8 腰痛が続いている  
9 赤ちゃんが欲しいのに妊娠しない、流産してしまう  
子宮内膜症のおもな症状
1 以前よりも月経痛が強くなった  
2 月経時以外でも下腹部が痛む  
3 経血量が多く、夜用のナプキンを重ねても下着が汚れたり、タンポンとナプキンを併用しても間に合わないほど多い  
4 経血にレバー状のかたまりが混じる  
5 生理のとき以外にも出血がある  
6 性交痛がある  
7 排便時に肛門が痛むことが多い  
8 月経をはさんで、前後1週間ずつくらいの間、おなかが張る  
9 赤ちゃんが欲しいのに妊娠しない  

子宮以外の部位に子宮内膜の組織ができる

子宮内膜症というのは、子宮内膜の組織が子宮内膜以外の場所に成育してしまう病気です。子宮の筋層内にできたものを子宮腺筋症、卵巣のなかに血液がたまって血腫[けっしゅ]になったものはチョコレートのう胞といいます。
どこに発生しても、子宮の内膜と同様、月経周期に合わせて、発育と出血を繰り返します。しかし、通常の経血のように出口がないために血腫となったり、まわりの器官と癒着[ゆちゃく]し激痛が起こるのです。

初期の段階ならば経過観察で

子宮内膜症の原因はまだ解明されていません。ただ、思春期前や閉経後には起こらないので、女性ホルモンの卵胞ホルモンが関係しているとみられています。
治療は、まだ初期の段階であれば、経過観察にとどめることもあります。悪性の病気ではないので、痛みや不妊などの症状がなければ、カラダに負担のかかる治療は避け、様子をみていきます。しかしその場合でも、必ず定期的に受診する必要があります。
また、症状があっても比較的軽い段階ならば、鎮痛剤や漢方薬で痛みを軽減しながら経過観察することもできます。

ホルモン療法で病巣を休ませる

つらい症状が出ている場合は、ホルモン剤を用いて人工的に月経をとめた状態にし、病巣を休ませることで症状を改善したり、進行をおさえる治療を行います。月経が止まる妊娠中や閉経と同じ状態をつくることから、偽閉経療法、偽妊娠療法と呼ばれます。

1:偽閉経療法

卵巣からの女性ホルモンの分泌を低下させ、一時的に閉経状態を作り出す方法です。Gn-RHアゴニストというホルモン剤を用いるのが主流で、点鼻薬と注射薬があります。ただし、更年期障害と似た症状や骨量の低下などの副作用があるため、4~6ヶ月をワンクールとし、次の半年は休みます。また、Gn-RHアゴニストの前にはダナゾールというホルモン剤(内服薬)が主流でしたが、肥満、ニキビ、毛深くなる、血栓症、肝機能障害などの副作用があり使えない人もいますが、ダナゾールのほうが効くという人もいます。

2:偽妊娠療法

ピルなどの経口避妊薬を用いて、排卵を抑え、妊娠をしているような状態にすることで、子宮内膜を萎縮させ、症状を軽くする方法です。

手術で病巣をとる

ホルモン療法でもいっこうに改善しないときは、手術を行うこともあります。ただ、ライフステージや症状によって、選ぶ手術法は異なります。未婚の人や、この先妊娠・出産を望む人は、子宮と卵巣を残す保存的手術が選ばれます。癒着の程度が少なかったり、病巣が小さいケースにも保存的手術が向いています。
そのほか、子宮は取り、卵巣は片方を残す手術や、症状が重い場合には子宮と卵巣をすべて取り除く手術を行うこともあります。

腹腔鏡[ふくくうきょう]による検査と手術

最近では、手術を行う際、大きく開腹せずにおなかに小さな穴を開けて腹腔鏡を挿入し、モニターで見ながら行う手術も行われています。
とくに子宮内膜症の場合は、検査として腹腔鏡を用いることで、どこにどのような病巣があるか確認していくことができます。その際、癒着をはがしたり、小さな病変であれば焼いたり摘出することも可能です。

再発の可能性も

子宮内膜症は、たとえ手術で病巣を取り除いたとしても、閉経するまでは再発の可能性があります。放っておけば不妊症の原因になることもあるので、発見し次第治療もはじめ、進行を少しずつ遅らせていくのがもっともよい方法といえるでしょう。
長期の治療になりますから、自分で病気に対する理解を深めることもとても大切なことなんですよ。また、ひとりで悩まずに、子宮内膜症の患者会に参加し、情報を交換したり、悩みを相談しあうのも必要なことだと思います。

「日本子宮内膜症協会」(JEMA)子宮内膜症の患者支援組織。

http://www.jemanet.org/index.php

「子宮筋腫・内膜症体験者の会 たんぽぽ」婦人科疾患を体験した女性たちの自助グループ。

http://tampopo.bcg-j.org/

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