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妊娠の兆候から出産まで。カラダにおこる変化とは?

妊娠の兆候から出産まで。カラダにおこる変化とは? 妊娠の兆候から出産まで。カラダにおこる変化とは?

妊娠・出産は、新しい命を産みだす人生の一大イベントです。今すぐ望むわけではなくても、女性としてメカニズムを知っておくことは、これから先のためにも、また自分のカラダに目を向けるきっかけにもなります。

妊娠をしたらカラダはどうなるの? 兆候をチェック!

初潮から閉経まで付き合う生理に代表されるように、女性のカラダは生涯を通して女性ホルモンの影響を受け、さまざまに変化します。とりわけ妊娠・出産で迎えるカラダの変化はダイナミックでとまどうことも多いもの。「あれ? ひょっとして妊娠したかも」と思ったら、下記のような兆候がないかチェックしてみましょう。

妊娠の兆候をチェック!

  1. 生理予定日になっても生理がこない 
  2. 微熱が続く
  3. 眠い、だるい
  4. 乳房が張る
  5. 食欲がない
  6. ニオイに敏感になる 
  7. 早朝や空腹時に胃がむかつく
  8. すっぱいものが欲しいなど、嗜好が変わる
  9. 尿が近くなる
  10. おりものが増える
  11. しみ・そばかすが増える
  12. 目の下のくまが目立つ

●ひょっとして妊娠!? 市販の妊娠検査薬を使うタイミングや病院に行く時期は?

毎月の生理(月経)が遅れて、ムカムカする…。そんな兆候があったら妊娠かもしれません。「もしかしたら…」と思ったら、市販の妊娠検査薬を使って調べる人も多いようです。

いつも周期的に生理がきている人なら、生理予定日から1週間~10日ほどしたら市販の妊娠検査薬が使えます。ただし、早過ぎると妊娠の陽性反応が出ないこともあるので、それから1週間しても生理がこず、妊娠の兆候を感じるなら、もう一度検査してみましょう。

もともと生理不順(月経不順)の人は市販の検査薬だけで判断しないことが大切です。もし陽性反応が出たら、すみやかに婦人科を受診しましょう。

●早めに妊娠の兆候に気づくことは、母体や赤ちゃんを守るために必要なこと

生理予定日から1~2週間過ぎても生理がこない場合は、妊娠の可能性があります。妊娠初期は薬などが胎児に影響を与えたり、流産をおこしたり比較的トラブルが多い時期でもあるので、なるべく早く妊娠の兆候に気づきたいもの。早めに妊娠に気づくためには、基礎体温が参考になります。妊娠を計画したら、基礎体温をつけるようにしてみてください。

生理予定日後も高温期が1週間以上続くなら、妊娠の可能性が高いです。

●正常な妊娠か、早めに病院で判断してもらいましょう

市販の妊娠検査薬で陽性と妊娠のサインが出たら、なるべく早く産婦人科を受診し、内診と超音波検査を受けるようにしてください。最近は市販の妊娠検査薬の精度も高くなっているので、妊娠したかどうかはわかります。しかし妊娠反応が陽性でも、それが正常妊娠かどうかまではわかりません。場合によっては子宮外妊娠などの異常妊娠の可能性もあるため、病院できちんと確認する必要があるのです。

病院ではほかに血液検査なども行いますが、妊娠の検査は健康保険がきかないため、自費診療となります。

ちなみに、妊婦健診など妊娠にともなう診察は保険がききませんが、公費で費用が補助されている自治体も増加しています。出産費用も、正常分娩の場合には自費となります。産後、加入している健康保険組合に請求すれば、出産費用は支払われますが、妊娠中から出産まで基本的に自費です。ただし、所得が低い場合など事情によっては国や自治体から補助がありますから、最寄りの役所の窓口で相談してみましょう。

また、医療機関によって、出産費用などもまちまちです。これも、事前に問い合わせてみるといいでしょう。

●妊娠中におこる母体と赤ちゃんの変化を知っておきましょう

・妊娠初期

妊娠初期

妊娠初期

・妊娠中期

妊娠中期

妊娠中期

・妊娠後期

妊娠後期

妊娠後期

・妊娠後期・臨月

妊娠後期・臨月

妊娠後期・臨月

●妊娠に気がついたらもう2ヵ月? 妊娠週数の数え方

妊娠経過は週で数えることが多く、月で数える場合は0ヵ月がなく1ヵ月から始まります。最後にあった生理(最終月経)の開始日を0週として数えるため、生理周期(月経周期)が28日の人なら、生理が1週間遅れて妊娠が判明した場合、妊娠5週目、つまり妊娠2ヵ月になります。病院で妊娠を確認したら40週で出産予定日とするのが一般的。最近では超音波検査で初期の胎児の大きさを測定し、そこから出産予定日を割り出し、妊娠週数を算出する方法が採用されています。

●バリエーションも豊か。選べるお産の方法

出産は素晴らしい経験です。リラックスした出産をするには、自分にぴったりの方法を選ぶことも大切なことです。最近ではさまざまな出産方法が取り入れられていますが、医療機関の設備、母体や胎児の状態によって選べる方法は異なるので、パートナーや医師、助産師や先輩ママなどによく相談して、希望に合った出産方法を選ぶようにしてくださいね。

バリエーションも豊か。選べるお産の方法

●生命の誕生の瞬間、お産のときカラダはどうなっているの?

生命の誕生の瞬間、お産のときカラダはどうなっているの?

そもそも妊娠とは? 仕組みをおさらい!

●まさに人体の神秘! 受精~着床までの仕組み

女性の子宮の両わきにある卵巣の中には卵子のもととなる原始卵胞が詰まっています。その中の1個が毎月のホルモンの働きによって成熟し、左右どちらかの卵巣から卵子となって外へはじき飛ばされます。これが排卵です。排卵された卵子は卵管采[らんかんさい]から卵管膨大部(卵管の広くなった部分)に移動して精子を待ちます。一方、膣から入り込んだ精子は子宮の入り口に向かって進みます。そして卵子と精子が結びついて受精卵となり、それが子宮内膜にもぐりこんで着床すると妊娠が成立します。

まさに人体の神秘! 受精~着床までの仕組み

●排卵後、約24時間以内のわずかな間が妊娠のチャンス!

排卵によって卵巣から飛び出した直径約0.1mmの卵子は、卵管采から卵管に運ばれ、広くなった部分(卵管膨大部)で精子の到着を待ちます。

ところが卵子は、約24時間で死んでしまうため、受精できるのはその間だけ。卵管采にうまく到達できなかったり、精子と出会わなかったりしなければ妊娠は成立しないのです。

●1億~2億のうち1個の精子と出会って受精します

男性の精巣[せいそう](睾丸[こうがん])でつくられた精子は、精巣上体(副睾丸)にためられ、射精されます。一回の射精で出る精液に含まれる精子の数は、個人差はありますが1億~2億個ほど。わずか約0.06mmの精子たちは、女性の膣の中に入り込み、子宮の入り口まで泳ぎます。その後、卵管まで無事たどり着けるのは200個以下。さらに、卵管膨大部で出会った卵子の中まで到達できるのは、たった1個です。これで受精が成立するのです。

●受精卵が着床したら妊娠成立です

結ばれた精子と卵子は受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら3~5日かけて子宮へ向かい、子宮へたどり着くころには、100個以上の細胞のかたまりとなっています。一方、子宮は排卵と同時に子宮内膜を厚いフカフカのベッドのようにして、受精卵を迎え入れる準備をします。こうして子宮へたどり着いた受精卵は、子宮内膜に根をはるように落ち着きます。これを着床といい、妊娠が成立したことを意味します。

ちょっと気になる男性性器のメカニズム

男性器は、睾丸・陰茎(ペニス)といった外性器と、骨盤内にある精嚢・前立腺などの内性器からできています。

ちょっと気になる男性性器のメカニズム

●精嚢・前立腺

精液をつくるのに必要な粘液を分泌する器官です。精子はアルカリに強く酸に弱いという特徴があり、これらの粘液は精子が活動しやすい環境をつくるために必要となります。

●精管

精巣上体(副睾丸)から出ている長さ35~40cmくらいの管で、精子の通り道となっています。前立腺内で尿道と接続します。

●精巣上体(副睾丸)

陰嚢内の精巣(睾丸)の上にあって、精子を集め、一時的に蓄えておく器官です。ここから出た管は、精管へとつながっています。

●精巣(睾丸)

精巣(睾丸)と精巣上体(副睾丸)は陰嚢に保護されています。精巣(睾丸)は長径4cm、短径3cmくらいの楕円形で、女性の器官でいえば卵巣にあたります。ここでは精子がつくられます。また精巣(睾丸)は、男性ホルモンをつくるという重要な役割を担っています。なぜこの大切な器官が体外の無防備なところにおかれているかというと、精子をつくるには低温の状態が必要であるためです。人間の体温では、温か過ぎて精子がつくれないので、陰嚢まで精巣(睾丸)が下降してきたのです。精巣(睾丸)は陰嚢の中に左右1対ありますが、大きさも高さも左右非対称でうまく配置されています。しっかりした膜で保護されており、少々の打撲などで内部が傷つくことはありませんが、体外に露出しているため痛い目にあうことも多く、男性の急所とされています。

●陰嚢

陰嚢は、精巣(睾丸)や精巣上体(副睾丸)を包んでいる袋のことをさします。思春期になると色が黒ずんできて、周囲に陰毛が生えてきます。精巣(睾丸)は、精子を生産する大事な器官であるため、陰嚢はそれを保護するために都合のよい仕組みになっています。陰嚢の表面には多くのしわがありますが、これは熱に弱い精子のためにラジエーター(冷却器)の役割を果たしています。表面積が広いほど、放熱が効率よく行えるのです。また、寒いときは、陰嚢は収縮して精巣(睾丸)を体に引き付け、有効に保温するようになっています。

●陰茎(ペニス)

陰茎の内部は海綿体(スポンジ状の組織)でできていて、性的な興奮が高まると陰茎内部に流れ込む血液量が急増し、海綿体部分が充血して勃起がおこります。陰茎の先端部分を亀頭といい、女性のクリトリスに相当する、最も敏感なところになります。陰茎は包皮という皮でおおわれていますが、思春期以降は亀頭部分の包皮がめくれて、露出してくるようになります(亀頭が露出しないこともあり、これを包茎といいます)。

●尿道

ふだんは尿の通り道ですが、射精時は精液の通路となります。この点は、生殖口として専用の通路を持っている女性とは異なります。尿道は、精液を通すために精巧な仕組みになっています。ふだんは尿で酸性になっていますが、性的興奮が高まってくると、尿道の中に分布する腺からアルカリ性の粘液が分泌されて、精子を保護します。

「妊活しよう!」と決めたら気をつけたいこと

「妊活しよう!」と決めたら気をつけたいこと

●妊娠の前に病気がかくれていないかメディカルチェック!

赤ちゃんが欲しいということになったら、事前の準備として母体や赤ちゃんに悪影響をおよぼす病気がないかどうか、病院でひととおり検査をしておきましょう。事前に病気がわかっていれば、前もって治療を始めたり、妊娠中のケアをどうすればいいか検討したりできます。

●赤ちゃんに影響をおよぼすタバコとお酒はやめて

「妊活を始める!」「赤ちゃんを授かりたい」と決めたら、お酒やタバコはやめましょう。妊娠に気づいた時点でやめれば、それほど大きな影響はありませんが、妊娠中ずっと続けると胎児に悪影響をおよぼします。とくに妊娠中の喫煙は、胎児の発育に悪影響を与え、低体重や早産、未熟児の原因になることがわかっています。家族に喫煙者がいる場合は、受動喫煙を防ぐため禁煙してもらうか、喫煙スペースをつくるなどして、協力してもらってくださいね。

また、お酒もひかえましょう。母親がアルコール依存症の場合、赤ちゃんに知能障害や発育の遅れ、奇形などをおこすことが報告されています(これを胎児性アルコール症候群といいます)。これは、毎日多量に飲むなど極端な場合ですが、妊娠を望むのであれば、やはりお酒はひかえたほうが賢明です。

●薬の服用は医師に相談するのがベター

薬の使用については、必ず医師に相談してください。カゼ薬など市販薬は、妊娠に気づいた時点でやめれば、それほど大きな影響はないといわれますが、持病などで常用している薬があれば、きちんと医師に話しておくことが大切です。

知っておきたい「高齢出産」のこと

●ますます増えている35才以上の妊娠・出産

医学的には20代~30代前半が妊娠、出産のベストタイミングですが、近年のライフステージやライフスタイルの変化から35才以降の高齢出産もめずらしくなくなってきました。2014年の厚生労働省の統計によると、35才以上の出産は出産全体の約26%にもなるとか。このうち7人にひとりは、初めてのお産だそうです。

●高齢出産の定義って?

医学的には、35才以上の出産を高齢出産といいます。どちらも初めてのお産、いわゆる高齢初産はリスクが高くなります。また妊娠そのもののハードルが上がりますが、これは卵子の劣化が主な原因です。卵子は37才を過ぎたころから加速度的に老化が進むからです。もちろん40才を過ぎても元気に出産している人もいますが、35才を過ぎたら産みどきを選ぶのが難しくなることを心にとめておきましょう。

●高齢出産の気になるメリットとデメリット

母親の年齢が上がるにつれ、流産や難産の可能性も上がり、お産も自然分娩よりも帝王切開になることが多くなり、赤ちゃんが染色体異常のダウン症候群などになる率も高くなるのです。妊娠20週目以降、産後12週目まで高血圧になる「妊娠高血圧症候群」といった妊娠時特有のトラブルも増加します。

大変なことばかりではなく、もちろんいい面もあります。母親が精神的に若いころより成熟しているので、落ち着いて妊娠・出産に臨める点などがあげられます。40代で出産する人も増えており、肉体的にも元気な人はいるので、必要以上に心配することはありません。しかし、個人差はあるものの、高齢出産の場合、若いときより母体や赤ちゃんへのリスクが高くなるということは知っておきましょう。気になるときは、設備が整い、人手のある病院での出産を選んだほうが安心ですね。

望まない妊娠だった場合は、悩んでないで早めに相談を

望まない妊娠だった場合は、悩んでないで早めに相談を

●産まない=中絶の判断は早めに!

妊娠とわかっても、妊娠の継続ができない場合は、人工妊娠中絶を行うことがあります。

日本では、人工妊娠中絶は母体保護法にもとづいて行われますから、母体保護法指定医しか手術はできません。また、同法で中絶できるのは、妊娠22週未満と定められています。手術の際は、手術を受ける本人と相手(男性)の署名捺印をした「人工妊娠中絶同意書」が必要です(相手がわからないなど特別な理由がある場合は不要です)。

中絶手術は、妊娠12週未満の「初期中絶」であれば短期(1~2日)の入院ですみます。また、初めての妊娠の場合は、前日に1泊してもらい前処置をすることも(クリニックによっては日帰りのところもあります)。

しかし、12週以降~22週未満の「中期中絶」となると胎児も大きくなるので、手術法も違い、入院も長めになります。女性のカラダと費用面での負担も大きく、また役所に死産届を出す必要も出てきます。

いずれにしても、妊娠を望まない場合は、きちんと避妊をすること。そして妊娠の兆候に早めに気づくことも大切です。

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