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おりものってなに? おりものでわかるカラダの変化

おりものってなに? おりものでわかるカラダの変化 おりものってなに? おりものでわかるカラダの変化

おりものは、女性ホルモンの分泌や健康を判断するバロメーター。量やニオイ、色などは生理周期(月経周期)や健康状態によっても変わります。

おりものってなに?

●女性のカラダをまもるための大切なもの

おりものは、子宮頚部、子宮内膜、膣から出る酸性の分泌物のこと。膣内部のうるおいを保って粘膜を守ったり、汚れを排出したり、バイ菌などが子宮内に侵入するのを防ぐ役割がある、女性のカラダをまもる大切なものなんです。また排卵時には、ゼリー状に変わり、精子を受け入れやすい状態にします。

●排卵期にもっとも分泌量が多くなります

このおりものは、女性ホルモンと密接な関係があり、生理周期に合わせて色や粘度が変わります。一般的に、毎月の生理(月経)が終わったあと2~3日はほとんどおりものが出ませんが、それから排卵期に向けて少しずつ増えてき、排卵期には生卵の白身のような透明のゼリー状のよく伸びるおりものが出ます。排卵後はおりものの量が減り、粘り気のある黄白色のおりものに変化します。こうしたおりものの変化は、女性ホルモンの分泌が正常である証拠で、生理周期を把握するのにも役立ちます。

●量やニオイは個人差があるもの。生理周期や年齢で量は変わってきます

おりものの量やニオイが気になることもありますよね。でも、とても個人差があるものなので、あきらかに異常がある場合を除いては心配ありません。多い人は排卵期になると下着がぬれるほど増えることもありますが、これも女性ホルモンがしっかり分泌されている証拠です。逆に少ない人は、女性ホルモンの卵胞ホルモンが少ないケースも考えられます。

しかし、おりものの変化に周期性があり、生理が順調であれば問題はありません。また、風邪などでカラダの抵抗力が落ちて、デリケートゾーンに炎症が生じると一時的におりものが増減することもあります。

●おりものって誰でもあるもの

生理周期や年齢などさまざまな要因が影響するおりものの悩みを聞いてみました。

おりものって誰でもあるもの_2 おりものって誰でもあるもの_2

※ユニ・チャーム調べ 2017年8月 女性の体に関するアンケート 回答者数:4,949人

~このような対策をしています~

●シャワーで清潔を心がけています。

●パンティライナーを常に着用し、汚れたら交換しています。

●デリケートゾーン専用のウェットティッシュを使用しています。

●おりものの量は年齢によって変化します

おりものは、女性ホルモンの分泌に応じて変化していくので、生理周期だけでなく年齢によっても量が変わっていきます。そのほか、妊娠中も卵胞ホルモンの分泌が増えるため、おりものの量が多くなることも。

初潮~10歳代

初潮が始まるころから徐々に増え始めます。女性ホルモンの分泌が不安定な時期のため、増えたり減ったりすることがあります。

20歳代~閉経

20~30歳代は、女性ホルモンの分泌がピークを迎えてもっとも多い量になり、以後はほぼ安定した量に。やがて40代に入り、女性ホルモンの分泌が減少すると、それにともないおりものの量も減っていきます。

閉経後

閉経後2~3年になると、卵胞ホルモンがほとんど分泌されなくなり、おりものも出なくなります。膣内部が乾いて自浄作用が弱まり、膣炎をおこしやすくなります。

女性のカラダの周期とおりものの変化

●女性ホルモンの周期とおりものの変化

女性のカラダは、女性ホルモンの影響を受けながら一定のサイクルで変化をくり返しています。これが、生理(月経)周期です。この周期には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が関係しています。それにともない、おりものの量や状態が変化します。自分なりにおりものの変化のパターンを知っておけば、「そろそろ排卵日?」とか「生理が近いかも」などと、カラダの周期を知る目安になります。

女性ホルモンの周期とおりものの変化

生理直後~卵胞期 (増殖期)

生理が終わると、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激を受けて、卵巣にある原始卵胞の1つが発育を始めます。卵胞が発育して卵胞ホルモンが分泌されると、子宮内膜は少しずつ厚くなっていくのです。生理直後のおりものは、血液と混じった茶色~褐色。その後、一時的に量が減りますが、排卵期に向けて少しずつおりものが増えます。この時期のおりものは、サラリとした状態です。

排卵期

卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の分泌がピークに達し、成熟した卵胞を刺激すると中から卵子が飛び出してきます。これが排卵です。人によっては下腹部に痛みを感じることもあります。おりものの量がピークを迎えるのはこの時期で、透明のゼリー状のよく伸びるおりものが、2~3日続きます。ニオイはそれほど強くありません。また、おりものに血が混じることがありますが、たいていは中間期出血といって生理的な現象です。

黄体期(分泌期)

卵子が飛び出したあとの卵胞は、黄体という組織に変化して黄体ホルモンを分泌。その作用で子宮内膜はさらに厚くやわらかくなり、受精卵が着床できる準備が整います。おりものも次第に量が少なくなり、白濁したのりのような粘り気のある状態へと変わります(下着につくと黄色っぽく見えることもあります)。そして生理が近づくとニオイが強くなったり、まれに少量の血液が混じったりすることも。 

月経期

排卵した卵子と精子が結合して受精卵となり、子宮内膜に着床すれば妊娠が成立します。妊娠しなかった場合は、黄体はしぼんで消失し、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌がともに減少。不要になった子宮内膜は、はがれ落ちて血液と一緒に体外へ排出されます。これが生理です。

おりもののケア

おりもののケア

●量が多いときはパンティライナーを

おりものの量が多いときは、下着をこまめに替える、あるいはパンティライナーなども上手に使ってケアしてください。パンティライナーとは、おりもの専用に開発されたシートのこと。厚さは約1~2mmとほとんどの生理用ナプキンよりもはるかに薄くて小さいので、下着につけても違和感がありません。ただし、長時間のあてっぱなしは避けましょう。かぶれやかゆみの原因になることもあるので、こまめに交換してください。

●ニオイの感じ方は人それぞれ

誰しも少なからず体臭があるように、おりものが多少におってもあまり神経質になる必要はないでしょう。ただ、おりものがついた下着やシートをそのままにしておくとツンとした酸っぱいニオイや生臭さを感じることがあります。また、おりもののついた部分がパリパリになることがありますが、それは含まれているタンパク質が固まったせいで、異常なことではありません。

ニオイが気になるようであれば、お湯で洗い流したり、下着をこまめに取り替えるなど、上手にニオイ対策をしてみましょう。ただし、あきらかにいつもと違う異常なニオイを感じたときは、STD(性感染症)などの病気が隠れている場合もあるので、婦人科で相談してくださいね。

●洗い過ぎて乾燥しないように注意

量やニオイが気になるからといって、デリケートゾーンを洗い過ぎるのは逆効果です。雑菌から膣や子宮をまもってくれる常在菌まで滅菌し、膣の自浄作用を低下させるからです。また洗剤でかぶれたり、乾燥したためにかゆみがおこったりすることにもなります。おりものは、膣やデリケートゾーンのうるおいにある程度は必要なものです。洗うときもお湯で十分ですし、気になるようであれば入浴の際、弱酸性のボディウォッシュを使用してもよいでしょう。

おりものの異常

おりものの異常

●量や色、ニオイの変化に注意して

病気が原因で、おりものが増えたり、色が変わったり、悪臭がすることがあります。一般的な細菌(膣の自浄作用の低下による細菌感染)の場合は、黄色やおうど色っぽいおりものが。子宮膣部びらんや子宮頸管ポリープなどの場合には、おりものに血が混じっていることがあります。クラミジア、トリコモナス膣炎、カンジダ膣炎のこともあるので、下の表を参考に、おりものの色やニオイに注意してください。いつもと違うと感じたら、婦人科を早めに受診することをおすすめします。

●おりものの状態、その他症状で自己診断を

おりものの状態、その他症状で自己診断を

●過労やストレスで色が変化することも

過労やストレスでカラダの免疫力が低下すると、バイ菌の侵入を防ぐ膣の自浄作用が低下して細菌が増え、膣に炎症がおこることがあります。細菌性膣炎になると、おりものが風邪を引いたときの鼻汁のように黄色っぽく変化する場合がありますが、これはおりものに混じる白血球の量が多くなったため。原因となる細菌の種類によっては、もっと濃い色になることもあります。カッテージチーズのようなおりものが出て、かゆみの強いカンジダ膣炎なども、免疫力が落ちると出てくることが多い病気です。

●ふだんからおりものの状態に敏感に

感染症や病気は、いつもと違うおりものの状態から自分で見つけることも少なくありません。そのためには、ふだんから自分のおりものをよく観察しておくことが大切です。

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