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初潮を迎える子どもを持つママへ

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初潮はおとなの女性として成熟したあかし。ココロもカラダも大きく変化する思春期の子どもたちに、お祝いの気持ちを添えて、一番身近な女性であるママから生理(月経)についての正しい知識を伝えましょう。

初潮の時期には、個人差があります

初潮の時期には、個人差があります

●初潮を迎えるのは平均10~15才ですが…

初潮の平均年齢は10~15才、つまり小学校高学年から中学校ぐらいの時期にあたります。とはいっても、初潮を迎える時期には個人差があり、早い人では8才、遅い人で16才になってもまだという場合も。初潮年齢には、カラダやココロの成長が大きく影響しているのです。

●前もって、ママが初潮教育をしてあげましょう

突然出血してびっくりしないよう、前もってママが初潮のことを教えておきたいもの。急に身長がのびたり、胸のふくらみが目立つようになったりしたら、そろそろですね。いざというときにあわてないよう、ナプキン2~3個と生理用ショーツをポーチに入れてカバンに持たせてあげましょう。

また、初潮を迎えたときには「おめでとう」とお祝いの言葉をかけてあげて。女性として喜ばしいことだということをきちんと伝え、不安がらせないようにしてあげましょう。

●生理周期が安定するまでには、約3年かかります

初潮を迎えても、はじめのころはまだホルモンが安定せず、生理周期が乱れやすいものです。もちろん、すぐに毎月きちんと生理がくる人もいますが、生理周期が安定するまで3年ほどかかると思っていていいでしょう。

とくに思春期は心身のトラブルがおきやすく、生理不順になりがちです。あせらないで、見守ってあげましょう。それでも生理不順が心配なときは、婦人体温計で測定した基礎体温表を持って婦人科を受診することをおすすめします。

●初潮がこないときは、受診も必要

初潮がこないときは、受診も必要

個人差はありますが、16才を過ぎても、なかなか生理がくるようすがみられない場合もあります。そんなときは本人も不安に思っていることが多いので、婦人科で相談してみると、不安の解消にも役立つでしょう。まれに染色体の異常や、子宮や卵巣の先天的な異常、男性ホルモンの多量分泌などが原因の場合があります。その場合、手術やホルモンを補充する治療が必要なこともあります。

また、初潮後3年ぐらい過ぎても安定せず、生理期間が長くて10日以上も続いたり、あるいは2ヵ月以上も生理がこないことがよくあったりするような場合も、病院に相談してみたほうが安心です。

思春期は、ダイエットに関心を持つ時期でもあります。無理なダイエットから無月経や貧血になることもあるので、栄養管理にもママが十分気をつけてあげてください。

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【記事監修医】

西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医

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