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乳がんをセルフチェック! 知っておきたい治療法

乳がんをセルフチェック! 知っておきたい治療法 乳がんをセルフチェック! 知っておきたい治療法

20~30代での発症も話題の「乳がん」は、年々罹患者が増えているそうです。こちらのページではそんな乳がんを早期発見するためのセルフチェック方法や検査・治療法を詳細に解説。セルフチェック方法については、図解で解説しているので今すぐ実践できます。また、乳房組織の正しい名称や乳がん以外に乳房にしこりが発生する理由も解説しています。

乳房の病気 乳がん

乳房の病気 乳がん

●乳がんは日本人女性に増えているってホント?

「乳がん」は、その名のとおり乳房にできる悪性の腫瘍で、最近、日本人女性に急増している病気のひとつです。

2012年の日本の女性のがん罹患数をみると、1位乳がん(乳房)、2位大腸がん、3位胃がん、4位肺がん、5位子宮がん(国立がん研究センターがん対策情報センターより)となっています。

乳がんは、ほとんどが女性ホルモンの卵胞ホルモンの影響を受けて育つため、晩婚化や高齢出産などで妊娠しない期間が長く続くほど、リスクが高くなると考えられます。また、食生活が欧米化したことによる肥満や、乳製品を多く摂取するようになったことも乳がんの増加に影響しているようです。

下記のような人は、乳がんの危険因子を抱えていると考えられています。

*乳がんの危険因子チェックテスト

●セルフチェックを習慣づけて、早期発見を!

乳がんのピークは40代後半~60代前半にかけてで、特に50才前後の閉経後にリスクが高まります。最近では20~30代で発症する「若年性乳がん」の人も増えていますから、どの年代の女性も日ごろから気をつけることが大切です。

幸いにも乳がんは、数ある中でもセルフチェックで早期発見が可能です。20才を過ぎたら月に一度、お風呂で自分の乳房を触ってチェックするようにしましょう。ただし、生理(月経)前は乳房が張っているので、生理が終わってから行うのがベストです。

もちろん、セルフチェックでしこりが見つからなくても、上の「乳がんの危険因子チェックテスト」でチェックがつかなくても、年に1回は乳がん検診を受けることをおすすめします。

いまや乳がんは早期発見すれば、9割の人が助かる病気。自分のカラダのことですから、ぜひイラストを参考にして、セルフチェックを習慣にしてほしいと思います。

乳がんの自己検診法

乳がんの自己検診法_1

できれば入浴のときに、毎日行いましょう。特に生理の終わったころは、乳房が柔らかくなっているので最適です。しこりや乳頭からの分泌物があったときは、すぐに病院で調べてもらいましょう。

乳がんの自己検診法_2

乳房の膨らみだけでなく、上は鎖骨の高さ、内側は胸骨の中心を通る線、外側は脇の下まで、周辺も丁寧に触ります。

乳がんの自己検診法_3

鏡に映して両脇を上げ、左右の大きさや形の違い、皮膚のくぼみや引きつれがないかを見ます。

乳がんの自己検診法_4

指の腹で小さく円を描きながら、奥の方をさぐるように動かします。このとき石けんやボディローションなどをつけると、すべりがよくなります。

乳がんの自己検診法_5

指の腹に軽く力を入れ、上下、左右にずらしていく調べ方もあります。

乳がんの自己検診法_6

立ったり座ったりして調べるときは、されるほうの腕を上げ、③か④の方法で行います。

乳がんの自己検診法_7

乳房の大きい人は、寝て同じように触ってみてください。

乳がんの自己検診法_8

最後に乳頭をそっとしぼって、分泌物がないかを調べます。

【セルフチェックのポイントはココ!】 【セルフチェックのポイントはココ!】

●乳がんの検査と治療法にはどんなものがあるの?

乳がんの検査と治療法にはどんなものがあるの?

乳がんの検査には、触診、超音波検査、レントゲン検査(マンモグラフィー)、細胞診、組織検査などがあります。しこりが発見されても8~9割は良性のものですが、初期の小さな腫瘍は専門家でも判断がむずかしいものです。一度良性と診断されても、しばらく様子をみて、繰り返し検査を受けたほうが安心でしょう。

乳がんの治療法は、しこりをとり除く手術が基本です。手術前後に、抗がん剤や放射線を使った治療やホルモン療法などを併用することもあります。現在では2cm以下であれば、患部だけをとって乳房は残す乳房温存手術が増えてきています。医師と十分に相談し、最適な方法を選ぶことが大切です。

乳がんの専門は、乳腺外来のある病院になります。婦人科でも検査をするところもありますが、治療は専門機関を受診したほうがよいでしょう。

そのほか、よくある乳房の病気とは?

乳房にしこりがあるからといって、必ずしも乳がんであるとは限りません。実際ほとんどはがん以外の病気であることが多く、経過観察か、薬物療法で治療するものもあります。

乳房の各部名称

1)乳腺の病気の中で最も多い「乳腺症」

乳腺症は、しこりや乳房の痛み、はれなどが生じる乳がんと区別しにくい病気のひとつです。ホルモンバランスの乱れやストレスが原因と考えられ、生理前に症状が強くなるケースが多いものです。基本的に治療は必要ありませんが、症状が強ければホルモン剤や漢方薬でやわらげたりすることもできます。良性のしこりなので乳がんに変化することはありませんが、乳がんと合併しているケースがあるので、しこりが大きくなっていくなど気になる症状のあるときは、乳腺外来のある病院で検査してもらったほうがよいでしょう。

2)つるつるとよく動く良性のしこりができる「乳腺繊維腺腫」

良性のしこりで、20~30代の女性に多くみられます。乳腺をつくっている繊維組織と腺組織が増殖することによってでき、かたくて弾力のあるしこりです。痛みがないため、がんの疑いが解消されれば治療は必要ありません。ただし、大きくなるタイプのものは、手術で摘出することもあります。

3)産後でもないのに乳汁が出る「高プロラクチン血症」

産後でもないのに、プロラクチンという乳汁[にゅうじゅう]を出すホルモンが分泌され、乳汁が出る病気です。このホルモンは、脳下垂体に腫瘍ができていたり、降圧剤、抗腫瘍剤、抗うつ剤、睡眠薬など薬の副作用で分泌過剰になることがあります。プロラクチンには、排卵を抑制する作用があるため、生理不順(月経不順)や無月経の原因となることも。婦人科で原因を特定し、薬物療法で治療を行います。

4)出産後の女性に多い「乳腺炎」

急性の「乳腺炎」には「うっ帯性乳腺炎」と「急性化膿性乳腺炎」があります。多いのは「うっ帯性乳腺炎」で、授乳期や産褥期、母乳の通り道がまだ狭い初産の人によくみられる炎症です。これは乳腺に溜まった乳汁が原因で、乳房のはれや痛みをともなう病気。治療は母乳のうっ滞をとり除くためのマッサージを行います。

「急性化膿性乳腺炎」は授乳の際、赤ちゃんから乳首をかまれるなど、乳頭にできた傷から細菌感染しておこります。乳房がかたくはれて激しく痛んだり、悪寒やふるえが出て発熱したりします。治療は初期なら湿布で冷やして乳汁を搾乳し、抗生物質や消炎剤を服用します。ウミが溜まっていたら、注射器などで吸い取ります。

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